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Hello Bangkok Thailand
俗に言う「OFF」って何でしょう。そのまま訳せば「〜外」ですね。では日本人クラブでのOFFの意味は?「業務終了のJOB OFF」とも考えられるし、「連れ帰りのTAKE OFF」とも考えられます。どちらとも言えるでしょうし、皆様それぞれの考え方はあるでしょうが、あえてここでは「連れ帰りのTAKE OFF」で考えたいと思います。

それでは何処に連れ帰るのでしょう。これも皆さん千差万別、ホテルに直行する方あり、食事や遊びに行ってホテルに向かう方あり、中にはホステスをOFFして店外に出てそのままバイバイもあります。そこで問題です。ホステスは確かに店内での接客が仕事ですが、その接客で十分な収入を得る事は出来ません。実際はお客様がお支払になる飲食代も日本の1/10程度の格安ですし、店側としてはその中から十分な給料を支払う事は出来ません。OFF可能店の場合は、ホステスはOFFによる副収入を主とする収入源としています。タイ在住駐在員のお客様に多く見うけられる、OFFして店を出た所で「仕事疲れただろ、今日はこれで帰りなさい」とバイバイするケース、「一緒に食事してから帰りなさい」のケース、そして数少ないですが観光のお客様に見うけられる事例で、朝までホステスと同伴していながら「やらなかったらお金あげない(この発想が理解できません。ソープランドに行ってやらなくても料金は取られます)」というケース。ホステスはただ呆気に取られるだけです。全く呆然としてしまいます。OFFした場合はその後の事も考慮に入れるべきです。男としてホテルで女性の優しさを求める事は、男だけの問題ではありません。ホステス達も副収入となる予定をしていますので、どうしてもバイバイの場合は、それ相当のチップを渡すようにして頂きたいものです。

ホステスに多額の金銭(チップやお駄賃、お小遣い)を渡す事は止めましょう。タイの夜の仕事には、日本のホステスと違って相場と言うものがあります。この相場を飛び越えてしまうと、簡単な事で大金を取得出来ると思い、タイ人女性は結局育ちません。通常のお客様に対してはソッポを向き、いわば一発屋のような金持ちの客だけを狙う事となります。こんな夜の仕事のやり方では、結局彼女自身が死んでしまいます。そうな風にしたのは、大金を安易で渡した日本人男性です。また何故自分にはお客さんが付きにくいのか、付いてもリピートしないのか自分自身で考えさせなければいけません。日本語を勉強し、接客がうまくなれば必然的にお客様からのリクエストは多くなります。しかし安易に金銭を得る事を覚えてしまっては、この努力は発生しません。この努力による接客の良さ悪さは、最終的に日本人男性に降りかかってきます。
OFF可能店のホステス陣は、なぜ体を張ってまでこの仕事に携わっているのでしょう。それはタイの昔からの家族体制から来ています。タイの家庭、特に田舎の家庭はほとんどが貧乏な生活です。田舎に居れば確かに物価は安く、場合によっては全くお金が無くても飢え死にする事は全くありません。近所には野菜も果物も沢山あるからです。しかし高齢となった父母が病気となれば、多額の医療費がかかります。この費用は、田舎での昼の仕事の給与では、とても追いつく物ではありません。結局、家族の中で誰かが犠牲とならなければなりません。タイの男連中は飽きっぽく仕事が定着している人は多くありません。しかしプライドだけは高い、どうしようもない男が多いのが実際です。従って一家の稼ぎ頭は女性、長男ではありません。多くは長女となります。父母の収入が少ないですから、長女の教育も十分ではありません。場合によっては小学校の卒業もしていない女性がいます。彼女達は一家の為、工場で働き、18歳となれば夜の仕事に入ってきます。ここで彼女が頑張れば、また我慢すれば、一家は救われます。家もバラックから土地付きの一戸建てへ、そして電気製品が続々と入ってきます。妹や弟達も高等教育を受けられます。彼女が体を張るのも自分の為ではありません。全ては家族の為。日本のホステス陣のように借金や贅沢の為に夜の仕事をしている訳ではありません。経済的に問題がなければ誰も夜の仕事はしたくありません。どうぞ彼女達を誉めてあげて下さい。そして個人で出来るODA(国際協力)をしてあげて下さい。

但し頑張らないホステスは遠慮無しに切りましょう。わがままを言うホステスや多額の金銭を要求するホステスは、どんな事情があっても接触を避けるべきです。もし出来なければ貴殿は日本での生活も破綻するでしょう。体を張ればそれだけで良い物ではありません。日本人男性はやさしい心を求めています。決して下半身だけの満足で終わるものではありません。